さえき木工 代表

佐伯 崇広

 

さえき木工について

第一は「 お客様を笑顔に 」
そして「 想いを形に 」することを意識

自分好みの装飾を施したい・こんな物があったらうれしいなど、店舗や自室の設えのお手伝いが出来ればと思っております。このデザイン作れるかな?という物でも「作れない物ない!」を信条に、お話を重ねながら「想いを形にする」お手伝いをさせていただきます。

その他、使いづらい・丁度良いサイズが見つからないなどありましたら、どの様な物でも一度ご相談ください。体に合った物は使い勝手も良く、長く使っていただけます。オーダーメイドの特徴ともいえる、出来上がりまでのワクワク感や、到着した時の喜びなど既製品では得難い、心の高揚を味わえると思います。また、皆様の想いを「長く大事にいつまでも」使っていただくために、今までの経験を総動員して製作させて頂きます。

長く大事にいつまでも

地震が起こった時や台風が来たとき、梅雨で湿気が高いときなど、年間通して様々なときに、「あの時作った物はどうなっている?」と頭を過ります。
日本の気候は気温や湿度の変化が大きく、木工製品にとって決してやさしい環境とは言えません。そのような激しい環境の中、長く使用できる物を作るのには、「材料の管理」・「材料の見極め」・「組手の選択」などが必要になり、どの工程を取ってもおろそかにする事はできません。
樹木は木材・材木という素材になっても呼吸をし、伸び縮みをします。相手は天然素材ですので、思いがけない動きをする事も多くあります。その事もあり、これまでに様々な挑戦をして、

失敗もしてきました。しかしながら、その一つ一つが貴重な財産になっています。
木材は同じ物が一つもなく、表情もそれぞれに個性があり、素直な者もいれば、ひねくれている者もいる。そんな物を相手にしているので、悩むときは本当に悩みます。そこが難しい所でもあり、面白い所でもあります。
「木を扱うには、気を配れるようにならなければならない」と考えています。お客様の想いに気をくばる。使ってくれる人に気を配る。時代の変化に気を配る。材料の状態・使うところ、加工の種類や仕方に気を配る。などなど、様々なことに気を配ることができれば、本当に良い物が作れると思っています。

組子細工の魅力

組子細工の歴史は非常に深く、日本最古の建造物である法隆寺(飛鳥時代)でも、手すりの装飾として、その技法が見られます。それ以降では、障子や欄間・衝立など、木製建具の技法として発展してきました。

精密さや技術の高さが見た目に伝わる組子細工は、日本の代表的技法の一つであり、『 和 』を強く意識させる物です。複数の樹種を用いて、色合いやオリジナリティのある構図で製作されたものは、それ自体がアートであり、空間を華やかにも厳かにも表現してくれます。

照明として用いれば見た目の美しさだけではなく、落とす影の紋様でも楽しませてくれます。現存する組子細工の紋様のほとんどは、江戸時代にはすでにあったというので驚きます。

コースターからホテルのエントランスに施工される大型の壁面装飾まで、サイズ・デザイン・用途を問わずに取り入れることができるのも魅力の一つです。さえき木工ではこれまでの用途にとらわれず、お客様が求める空間・シーンに合わせて、スッと納まる物を作り上げていきます。